ツール・ド・スイス 第9ステージ ベルン 33.7km個人タイムトライアル

 TTの割に、最初の丘も結構厳しい、タイム差の出そうなコース。総合のトップの逆転は、充分に可能なレイアウト。主催者としては、この30秒程度に総合選手がまだまだ残るのは、上手い設定になったといえるのかな。

  • 放送の前から、、

 TTアルカンシェルカンチェラーラが終わってしまった模様。しかし、地元でもあるんで、ぶっちぎりのトップタイム。初日同様、録画を見てもぎりぎりまで攻めての、すばらしい走りに見えました。

  • そして、混沌の総合争い。

 クレーデンがその前に20秒差の2位で頑張るも、それより気になるのは、30秒以内の総合6位以内の動向。それぞれのチェックポイントのタイム差が気になる。
 あくまで放送内でのチェックながら、第一チェックポイント(手元のメモで)、トップタイムから、キルシェン32秒、シュレック37秒、エフェムキン32秒にカルペッツが10秒の遅れ。カルペッツのペースが速い!登りのところで飛ばしたのか、まだ先でのペースは判らない、シュレックが伸ばせるのか、その辺りが期待しつつ、、、
 第2チェックポイント(こちらも手元のメモで)は、シュレックが1分57秒、キルシェンは1分32秒、エフェムキンは2分10秒とタイム差を失うのに、カルペッツは36秒。カルペッツが早い、これはカルペッツに間違いなさそう。
 そんな中、デヴォルデルが1分4秒遅れの、4位タイムでゴール。上位の6人の1分半から2分のリードをこのタイムでは、表彰台争いが凄く混沌としそう。
 カンチェラーラから1分6秒差でまとめた、カルペッツがチーム内の逆転で、総合首位に。2分16秒でとどめたキルシェンが、総合1分4秒遅れの総合第2位、デヴォルデルが、1分10秒遅れで同タイムだけれど、カラーラをかわして、表彰台3位を最後にゲット。2分50秒遅れてしまった、シュレックは7位に、3分22秒遅れた、エフェムキンは6位の総合順位となりました。


表彰式は、地元らしく、カンチェラーラへの盛り上がり。そして本人も嬉しい感じと、観客との掛け合いもよい感じ。娘さんを呼ぶの可愛い感じ。最初と最後のTT本当に完璧な勝利と言えるでしょう。
総合1位の割に逆に地味なカルペッツ。ツールの新人賞の白ジャージじゃなくて、ケースデパーニュの黒基調のジャージに髭は、ちと怖いぞ。


 シュレックが、後半3日間完全に、ストップしたのが印象的。どこかで体調崩したのでしょうか。今後のマスメディア等でのコメントが気になるところ。ツールに向けての再調整して欲しいものです。ついでに、アンディと二人参加とか期待。


大味という人もいるようですが、見所も色々、雹も降るし、コースに馬も乱入する、色々あるスイス。楽しんだ一週間でした。次は、ツール・ド・フランス7/7ロンドンスタートから。お楽しみは、まだまだ今年も続く。。。